4 越乃景虎 [雑記]
今宵は、新潟に住む友人が送ってくれた酒を呑んでいる。
彼は、一口も飲めない。
昔、一緒に仕事をしていた。
私を忘れず、彼は酒を送ってくれる。
人とは不可思議なもので、一瞬の出会いでこうなっている。
酒とは、口の中のすべてを刺激するのではなく
その人の要求するある一部分をのみ刺激し
それはうま味を超えたもので
あわよくば脳細胞の記憶を蘇らせ
その人の本質の良きものを導く・・・・・
私は思う、「景虎」を視覚で味わい
「景虎」を鼻腔で味わい
「景虎」を口内の一つの細胞で味わう
そして、「景虎」を脳で共有する
・・・・と
彼に、「ありがとう・・・」と
私は、 また一つ、 唇をはこぶ
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