秋田内陸縦貫鉄道 7 [鉄道]
急行もりよし2号 鷹巣行
2016.2. 12:21 頃
松葉駅~羽後長戸呂駅間?(記憶がいまいち定かではありません)
パーシモン・トレイン
あなたには冬がよく似合う
たったひとつ
取り残された柿のように
真っ白な雪をかぶり
吹雪に耐えている
パーシモン・トレイン
まだ 熟しきってはいけない
心なき鳥たちについばまれてしまうから
秋田内陸縦貫鉄道 6 [鉄道]
急行もりよし3号 角館行
比立内駅~奥阿仁駅間 2016.2 15:?
黄色い菜の花見たいから
黄色い電車に乗りました
トンネルひとつ通るたび
あなたへ少し近づいて
踊る心は火のようで
雪を解かしてまっしぐら
秋田内陸縦貫鉄道 5 [鉄道]
急行もりよし3号 角館行
阿仁前田駅~前田南駅間 2016:2 15:?
冬の空は、誰をもと・・・知らぬ悲哀を含み
重く冷たく鉛色であった
真っ白な雪であればあるほど
全てを覆い隠してしまう
それで済んだものを
橋脚という不確かなあやつらを
一歩一歩踏みしめてゆくのは
あまりにも過酷過ぎる
きみは走る
天と地の一番純粋なる境界線を辿り
素知らぬ顔であざ笑うかのように
誰も想像だにしない明日へと
思いを巡らせるのだ
只 私はじっと黙して
人差し指のこのやわい部分で
シャッターを切るしかないのだ
・・・ありがとう・・・
きみのおかげで どれだけ生長られたか
秋田内陸縦貫鉄道 3 [鉄道]
角館行 阿仁マタギ駅手前
2016.2 12:14
ほら 私の手をしっかり握っていて
ほら 私がちゃんと連れてってあげる
春の入り口まではね
あなたのもとでピンクの花になり
二人で想う夢色の空
さあ いっしょに目をつむりましょう
はじまりのおもい・・・ [・・・・・]
海の果てが 滝であるように
空の果てが 暗黒であるように
ぷっつりと途切れてしまいました
あれからどのくらいの日々を経たのでしょう
またここに来てしまいました
帰巣本能でしょうか
私にも分かりません
気まぐれな蜻蛉はどこを目指すのでしょう
私には分かりません
答えを出さないのが 私なのかもしれません
親友を亡くすということは
もう二度と彼には会えないのです
人は勝手なもので 失って初めてそう感じるのです
死に顔を思い出すたび あの日を思い出します
木もれ陽射す小さな公園
一眼レフのシャッター音
彼が通った小さな小学校
彼が見ていた三角の山
酒を飲みながら
また書こうと思います
撮って書かないと どうにかなってしまいそうです
私の歩みは 私を取り囲む全てです
優先順位を確かにすることです
またしっぽが切れてしまうかもしれません
なったらなったで
そのように飛ぶしかありませんね
彼方の空合 二 [彼方の空合]
林檎の花の固執
林檎の花が咲いたよ
白く白く咲いたよ
桜に肩を並べて
蒲公英や姫踊子草の頭上に
優しい香りを雲のように
君たちの天上のように
穏やかな花には似つかぬ
何れくる真っ赤な魂を見据えて
林檎の花が咲いたよ
白く白く咲いたよ
桜に肩を並べて
蒲公英や姫踊子草の頭上に
優しい香りを雲のように
君たちの天上のように
穏やかな花には似つかぬ
何れくる真っ赤な魂を見据えて
彼方の空合 一 [彼方の空合]
「彼方の空合」・・・・・「あなたのそらあはせ」・・・とでも読んでいただければ幸いです
意は、遥か向こうにある意味も無い夢見心地・・・とでも云っておきましょう
日差しをうける桜の固執
一陽来復、春になればいろいろとあるものですね
本当に春が来たのでしょうか・・・冬の後に
春が来てもそこにあるのは、美しい桜咲く・・・です
何処へ行ってしまったのでしょうか
私の桜咲く・・・・は
探しても見つからぬ想いの果て
散り際のかたちを見ては
春の風は・・春の風情は・・・などと
甘んじてはおれません
一本桜の固執
ある丘の麓に一本の桜の木がありました
何の意味があるのか
そこにあるように咲いていました
派手な衣装をまとわず
山桜でしょうか
強く、艶やかに、花花はたおやかに
今年も来てしまいました
一番いいあなたのその刹那の中に
私はあなたの根元に抱かれ
頭上の木洩れ日に眼を閉じました
自然の行為は素になって
今、触覚も健全也・・・と
あなたに感謝するのみでした
意は、遥か向こうにある意味も無い夢見心地・・・とでも云っておきましょう
日差しをうける桜の固執
一陽来復、春になればいろいろとあるものですね
本当に春が来たのでしょうか・・・冬の後に
春が来てもそこにあるのは、美しい桜咲く・・・です
何処へ行ってしまったのでしょうか
私の桜咲く・・・・は
探しても見つからぬ想いの果て
散り際のかたちを見ては
春の風は・・春の風情は・・・などと
甘んじてはおれません
一本桜の固執
ある丘の麓に一本の桜の木がありました
何の意味があるのか
そこにあるように咲いていました
派手な衣装をまとわず
山桜でしょうか
強く、艶やかに、花花はたおやかに
今年も来てしまいました
一番いいあなたのその刹那の中に
私はあなたの根元に抱かれ
頭上の木洩れ日に眼を閉じました
自然の行為は素になって
今、触覚も健全也・・・と
あなたに感謝するのみでした