未来に捧ぐ その8 [未来に捧ぐ]
スナックの固執
ある晩ひとりカウンターで呑んでいたら
隣の人がいきなり
たった一枚の写真で何がわかるっていうんだい と切り込んできた
ひとりぽつねんといたかったので
わかるものはわかるし わからないものはわからない と答えた
それじゃ答えになってない とまた云ってきた
わかるものはわかるし わからないものはわからない
わかるものはわからないものではないし
わからないものはわかるものではない
わからないものがわかるということは わかることだから
わかるもわからないも つまりどっちもわかることだ と云い返した
すると隣の人は
ああ今晩は酔いが回ったようだ と云ってそっぽを向いてしまった
携帯の待ち受けを開き焼酎をいっきにひと口呑んだら
なんだかこっちも酔いが回ってきてしまった
ある晩ひとりカウンターで呑んでいたら
隣の人がいきなり
たった一枚の写真で何がわかるっていうんだい と切り込んできた
ひとりぽつねんといたかったので
わかるものはわかるし わからないものはわからない と答えた
それじゃ答えになってない とまた云ってきた
わかるものはわかるし わからないものはわからない
わかるものはわからないものではないし
わからないものはわかるものではない
わからないものがわかるということは わかることだから
わかるもわからないも つまりどっちもわかることだ と云い返した
すると隣の人は
ああ今晩は酔いが回ったようだ と云ってそっぽを向いてしまった
携帯の待ち受けを開き焼酎をいっきにひと口呑んだら
なんだかこっちも酔いが回ってきてしまった
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