10 桜 [雑記]
私はもう人と接することをよしとしない・・・かな?
その辺の山里に隠遁生活でもしようか・・・
俗世にかかわることは、もういいではないか ・・・
とにかく、そうすることが心痛い
己の罪を憂いそうするのではない
でも皆が云うであろう
現実社会からの逃避だ・・・
お前は子供だ
負け組だ
と・・・
そこにあるのは、いつもの山だ
そこにあるのは、いつもの青い空だ
小さいころからの切っても切れない
いつものすべてだ
お日様と水と土で生きていた
何も疑いもなく
何も信じなく
ただそこに毎日が在っただけだ
それだけでよかった
今ここでもう一度息をしよう
侵された舌は戻ってこない
自分を責めたりはしてはいけない
もう過ぎ去った空気は吸えやしない
終わった春ではなく
これから芽吹く自分の内を咲かそう
大きく背伸びをして
思いっきりそこらじゅうを吸いまくって
桜の花を仰ぎ見るのも
・・・よいではないか
きっと木洩れ日がちらちら眩しく
自分の胸のひだをくすぐるだろうから
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