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僕の旅っち・・・ 4 [僕の旅っち・・・]

        ・・・・・道の駅つちゆを過ぎR115を猪苗代方面に向かう。
        ちょっと古くなった私の車ではこの上り坂ではきつい。
        軽にだってすいすい追い抜かれてしまう、まいったまいった。
        一つ目の東鴉川トンネルを出てすぐ右折し、今日の目的地へ向かう。
        ここからの道が私は大好きである。
        いろんな樹々の表情が見れるからである。
        ほら、色白のダケカンバ(多分そうだと思う)が私をお出迎えしてくれた。
        なぜかこの樹に惹かれるのである。


DSC_8232.jpg   2011.10.28 13:02



        もう落葉し地肌が丸出しのためか、んんっ力強くてよろしい。
        実を言うと、間近で見るよりもっと遠目の方が好きである。
        ぶらぶら歩って・・・ここいいんじゃない・・・カシャッっとな・・・。
        三層に分かれたダケカンバ、三色に分かれたダケカンバ。
        おお、ビューティフル・・・。
        もうここは陽が陰ってしまう、早く行かねば。



DSC_8358.jpg   14:18



        写真撮ってたら、いや~、身体が氷のようにちめたくなってしまった。
        やっぱこういう時は、身体も心もあったけ~温泉ですよね。
        ということで、今日は「赤湯温泉」です。
        しばらく走り看板を右に入って急な道を降りてゆく。
        ああやっと着いた・・・。
        ほんと質素でちっちゃくてすきま風ピープーですけど、最高!
        4年前と全然変わってないや。
        見たとおりのお風呂です。        
        


DSC_8365.jpg    15:18



        さあ身体も温まったことだし、帰ろう。
        温泉を出てその上り坂の途中で・・・また悪い癖。
        面白い樹がある・・・撮っちゃえ。
        ほんと寒そうな夕景だ。
        カシャッ、カシャッ、カシャッ・・・。
        今度は冷える前に帰ろうっと・・・はい。



DSC_8386_edited-2.jpg    15:32




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未来に捧ぐ その4 [未来に捧ぐ]

DSC_8408.jpg               青い空と黄葉したカラマツの固執


         



           から松のベットにきみを浮かべ
           青い空の秋を思う存分
           子守唄にして
           ちっちゃくて真っ白な
           きみの耳たぶに添えてあげたい    
           




                      
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僕の旅っち・・・ 3 [僕の旅っち・・・]

DSC_8020.jpg    2011.10.23



        昼頃になって急に写真の虫が騒ぎ出した。
        居ても立ってもいられず、すぐさま行動に起こした。
        どこへ行こうか・・・、もう頭の中では決まっている。
        裏磐梯を目指そう。
        ・・・土湯峠を下り右手に折れるとレークラインがある。
        ひたすら走る、又峠を超え平坦地に出てきた。
        おお大好きな川だ、清流だ。
        以前一度来たことはあるが、紅葉の季節には来ていない。
        川に沿って上流を目指した。
        ところどころ何度も止まっては、カシャカシャ・・・。
        その繰り返しはなはだ多し。
        そん中の一枚・・・やっぱ綺麗だ、大自然は。
        誰だろう?こんな綺麗な所に放射能撒き散らしたの・・・?
        水も川も葉も木々も山も・・・みんなその張本人をさえ知らない。
        ・・・ふと、そう思った。



DSC_8117.jpg          2011.10.23




        もう少し上流に向かってみようか・・・。
        いや、この辺りが頃合だ。
        なんと美しい落ち葉のじゅうたん。
        この先には行くまい・・・何かそう思った。
        今来た道を4駆で引き返し、頭の中にはもう次の目的地がインプットされていた。
        桧原湖付近の温泉だ。
        紅葉見ながらぼけ~っとしようか、うん、そうしよう。
        ハンドル握る手も一段と軽く感じられた。
        
        
        
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僕の旅っち・・・ 2 [僕の旅っち・・・]

      あ~あっ、今日やっと病院も終わったしお腹もすいたから・・・・、吉野家で食べてっか。
      都会の生活では大盛りなんか食えなかったから、大ふんぱつして大盛り・味噌汁・お新香を
      思いっきりかっ込んだ。
      んんっ・・・、このまんま帰るのもつまんないからどっかさ行くがっ・・・。
      思いたったのは磐梯吾妻スカイライン、只だし今紅葉だし、行ってみっか。
      カメラバックは常備携帯・・・。


DSC_7735.jpg       2011.10.14



      やっぱいいなぁ、 このくねくね道って。
      4駆でハイルーフワゴンでアルミキャリアも付いてて全然スピード出ねーし、その分美しい景色も
      見れるしいいことばっかりかも・・・。
      そんでもって、今上って来た道を遠目から望遠で撮ってみた。
      浄土平の手前のガス注意の看板手前のちょっと前・・・あたりだったかも。
      まあ~その~、なんて言うか、I LOVE FUKUSHIMA ですかねぇ・・・。
      紅(赤)青(緑)黄色、信号機の集合体みたいで綺麗でしたよ。
      久々に心の洗濯ができました。

            
      
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未来に捧ぐ その3 [未来に捧ぐ]

DSC_7857.jpg            霧の中の松の固執



         


       僕にもよく分からないのだけど
       たぶん いつか 夢の中
       ヨーロッパのとある田舎の小さな美術館
       名も知らぬ画家が描いた一枚のセピア調の肖像画
       日付は 2011.10.15.
       サインは ken.?
       画題は 「 In Your Future 」

       遠くを見つめる みめ麗しい乙女の眼
       見た瞬間 僕はその画に一目惚れ
       何故かファーストインプレッション
       僕は君の瞳になりたい・・・・・
       そうすれば 君の想い・君の未来が見えるだろう・・・・・って
       馬鹿なひとりもののたわ言

       眼が覚めてその日の夜
       何気なく撮った一枚の女性の写真
       出来上がってビックリ仰天
       そこに君が写ってた
       あの夢の肖像画とまったく同じ君が写ってた
       不思議なこともあるもんだ
       あの夜君と会う前に
       夢の中で一度会っていたんだ
       ・・・・・でもやっぱり同じだ
       写真もどこか遠く In Your Future
       淋しい眼をして見つめているんだ・・・・・

       宇宙的な数の中から僕はきっと知らず知らずに
       君のそんな表情を選択していたんだ
       何度も君の夢を見ても同じだろう・・・・・か
       
       
       
       

       
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未来に捧ぐ その2 [未来に捧ぐ]

DSC_0078-7_edited-1.jpg   黄色い雫の固執



          


       カメラを覗いていたら
       レモンイエローの風が吹いて来て
       君が青い空から現れた

       背には清らな翼を持ち
       長い髪を風になびかせて
       赤い花園にそっと舞い降りた

       ・・・・・そして君は僕に魔法をかけた
       眼と眼が合った僕は氷のように固まった
       写真が撮れやしないーーー
       心の中に一枚だけ焼き付けた

       君はもうファインダーから外れてゆく
       僕は動けぬまま眼で追ってゆく
       ふと落ちて来た君の熱い泪の一滴・・・・・
       これで魔法がとけるぞーーー
       でも・・・・・ダメッ・・・・・

       ファインダーの真ん中にはダイヤモンドのように美しい
       泪の結晶 いや 氷の結晶
       ただそれだけひとつが輝いていた
       僕は魔法がとけないまま そこでずっと固まったままでいる
       でも心はその一枚の写真の中にいつでも住んでいる
       
       
              
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未来に捧ぐ その1 [未来に捧ぐ]

DSC_3692.jpg   紅の固執


               



       今宵の森はどこへ行こうか
       パッと見の紅葉だ
       緑、黄、紅・・・・・
       変化せよ 変化せよ
       内なる色に自身に吸収せよ
       遠い遠~い 未来より

       そうだ 君は暗闇に黒く紅葉する
       以前のハーフトーンはどこへいった
       いいのだーーー
       黒に黒を重ね暗黒の中の多大なダークマターとなって
       私を悩殺する
       太陽を失った海でもよかろう
       謎のバミューダ海域に翻弄される
       豊穣の神となり
       私に肥沃をもたらすデルタとなる

       ・・・・・珍しい
       青空を仰ぐ君の中性度と
       地中を見つめる君の妖艶はギャップだ
       瞳だ 黒い瞳だ
       君の瞳にはエクステはいらない
       その次は何だ・・・・・
       私にはもう分からない
       未来を思考する君を分からない

       知りたい その次の黒い瞳を知りたい
       暖かな春を待つのではなく
       秋の夕暮れの一瞬の西陽のぬくもりを探そう
       春もなく夏もなく冬もない
       森の秋に紅葉する不思議の奥に落ちてゆこう
              
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寸秒夢 八十三 [寸秒夢]

DSC_0850_edited-1.jpg           心に棲む悪魔の固執



      昨日のうざい暑さにうんざりし
      今日の涼しさに安堵して
      こころは穏やかな流れのよう
      曇り空ではあるが思いっきり息を吸う

      今宵は真っ赤なトマトで酒を呑もう
      包丁を入れること 身 軽やか
      熟れすぎたお前を何故か羨む
      口に含んだ酒といっしょにお前を喰む
      ああ 美味なり

      六畳一間の目の前にある四角い箱が
      突如 哀しい詩を詠い出す
      「・・・ 暗天というキャンバスに
      一輪の花も咲かずして
      ここに愛なく終焉せり・・・」

      中学時代の国語の教科書を思い出す
      「 ヴィ 」 は生命
      夜空に舞う一瞬にして消える花火
      そんな美しい花火を・・・生命を・・・
      あなたたちはもはや失ったか
      日本という学校のいじめが始まったか
      私たち組はそれでも息をしている
      
      切除か削除か排除か排斥か・・・
      リセットボタンを押してしまうのか
      清廉潔白なあなたたちよ
      シーベルト過剰反応主義者よ
      未知なる宇宙の渚を御覧あれ・・・

      雨も次第に涙の如く強くなり
      秋の気配は一段と早くなり
      酒とトマトはちじこまり
      明日の夢さえしおれた風船の如く
      ああ 哀しや哀し
      
      阿多多羅の上の澄んだ秋空が
      私たちのこころにはいつも住んでいる
      美しいものほどはかなく壊れやすいものだ
      既存の単位などではとうていはかれないものだ

      ・・・・・あなたたちに
      智恵子の本当の空を見てほしい・・・・・

                                  2011.09.19




                                  四角い箱が・・・ : テレビのニュース
                                  ヴィ : フランス語 vie 生命の意


                                  

      
      
      
     
      
       

      
      
      

      
    
  

      
      
      
      

      
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寸秒夢 八十二 [寸秒夢]

DSC_6717_edited-1.jpg   空蝉の固執



        あなたに添うた私は
        いつもどおりの空蝉
        あなたの照り返しを受け留めながら
        腹の底から純潔になってゆくのです
        そんな・・・そんな・・・夢を見ました

        夏はもう終わりですね
        涼しげに笑むあなたの目尻
        この夏の日のひとかけらは 秋へと進むのでしょうか
        黄金のススキが迎えに来たら 紺碧の空とはお別れですね
        八日目の蝉へとはなりたくはないから
        このまま そっと
        Leave my loneliness unbroken!

        私の背割れが少し気にかかりますか
        もしそう感じとってくれたなら・・・・・
        ここから美しい私が始まるのです
        あなたを包むような世界が広がるのです
        今度はあなたがこの中に夢を見ましょう
        でも もう うろこ雲がウインクしています
        このまま そっと
        Leave my loneliness unbroken!
        
        
        
        
        




        
        

        
     
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僕の旅っち・・・ 1 [僕の旅っち・・・]

     ---それは、それは、「僕の小さな旅」 or 「大きな散歩」とでも言ったらいいのか、
     気まぐれにそこらじゅうを走ったり歩いたりして、気ままにシャッターをきった所で~すよ。

DSC_6950.jpg


    ふむふむ、ここは「ゴールドライン」のとあるところ・・・。
    駐車場から歩いて5分くらいのところにあるのだけれど、この看板はまいったなあ。
    森のクマさんを自分で歌いながら少々の上り坂をえっちらおっちら・・・。
    ほら、もう見えてきた・・・。


DSC_6936.jpg   2011.09.04


    名前は「幻の滝」ってかぁ・・・・・?
    雨は降ったり止んだりで台風の影響もあるし結構水量もあるのかと思いきや、
    んんん、かわいい滝でした。
    湿りを含んだ樹々の肌や葉、草、岩がつやつや光っていて、なぜか安らいだものでした。
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