未来に捧ぐ その13 [未来に捧ぐ]
初音ミクの固執
悲しみに向こう側があるのなら
僕は矢のように走ってゆきたい
泪が地面に落ちる前に
それを超えればきっと笑いの園があると思うから
もう二次元でしか会えないあなたへ
でも その代わりいつでも会える・・・悲しさ
今日 花曇りの日
庭の桜は咲いてます
太陽を探りながら 上を向いて
桜の花を見てて
あなたもそうかな・・・とひとり想う
悲しみに向こう側があるのなら
僕は矢のように走ってゆきたい
泪が地面に落ちる前に
それを超えればきっと笑いの園があると思うから
もう二次元でしか会えないあなたへ
でも その代わりいつでも会える・・・悲しさ
今日 花曇りの日
庭の桜は咲いてます
太陽を探りながら 上を向いて
桜の花を見てて
あなたもそうかな・・・とひとり想う
未来に捧ぐ その12 [未来に捧ぐ]
どらえもんの固執
最愛なるぴょんちゃんへ
僕はぴょん星人になってしまったの?
君はどっからやって来たの?
いきなり僕の前にぴょんと現れたね
そして君に僕は感染したよ
ぴょんぴょんぴょんぴょん・・・何でもぴょん
歩くときもぴょんぴょん歩く
食べるときもぴょんぴょん食べる
寝るときだってぴょんぴょん寝るんだ
ほんとに不思議なぴょん生活だ
君がくれたぴょん
君がくれた素敵なぴょん
素敵な君がくれた素敵なぴょん
大切にしまっておくよ 僕の宝箱に
悲しくなったら取り出して 思い出すよ・・・ね
未来に捧ぐ その11 [未来に捧ぐ]
ピザの固執
突然みぞれが降って来た
そしたら
ほらほら ポロネーゼがやって来た
ついでに バジル&モッツァレラもやって来た
君の顔より大きなまん丸ピザがやって来た
君の目玉はピザより大きくなっちゃった
今にも落ちそう さあ たいへん
うわぁ~ きれぃ~ おいしそぅ~
君は少女のようにはしゃいだね
半分っこしよぉっ・・・
そう言って ピザより大きな口を開けたっけ
僕もおもわず
いただきマ・ン・モ・ス・・・
って 大きな声で言っちゃった
となりの子供たちが大笑い
それっ いただきマ・ウ・ス だよ・・・
ふたりもいっしょに大笑い
僕のこころは もう 春の色
突然みぞれが降って来た
そしたら
ほらほら ポロネーゼがやって来た
ついでに バジル&モッツァレラもやって来た
君の顔より大きなまん丸ピザがやって来た
君の目玉はピザより大きくなっちゃった
今にも落ちそう さあ たいへん
うわぁ~ きれぃ~ おいしそぅ~
君は少女のようにはしゃいだね
半分っこしよぉっ・・・
そう言って ピザより大きな口を開けたっけ
僕もおもわず
いただきマ・ン・モ・ス・・・
って 大きな声で言っちゃった
となりの子供たちが大笑い
それっ いただきマ・ウ・ス だよ・・・
ふたりもいっしょに大笑い
僕のこころは もう 春の色
未来に捧ぐ その10 [未来に捧ぐ]
ピンクのコスモスの固執
今日はしずかな雨です
今日のあなたはピンク色にしたのですか
着心地はどうですか
こころが少しくすぐったいですか
子供の頃を思い出しますか
いつもと違うことをすると雨が降るといいます
今日はしずかな雨です
今日のあなたのしっとりとした落ち着いた感じは
一輪のピンクのコスモスのようです
少し首をかしげ口元で夢みてください
ピンクのコスモスは ほら一枚のモナリザになりました
絵の具が落ちないように大きな傘をさしましょう
今日はしずかな雨です
今日のあなたはピンク色にしたのですか
着心地はどうですか
こころが少しくすぐったいですか
子供の頃を思い出しますか
いつもと違うことをすると雨が降るといいます
今日はしずかな雨です
今日のあなたのしっとりとした落ち着いた感じは
一輪のピンクのコスモスのようです
少し首をかしげ口元で夢みてください
ピンクのコスモスは ほら一枚のモナリザになりました
絵の具が落ちないように大きな傘をさしましょう
未来に捧ぐ その9 [未来に捧ぐ]
白いコスモスの固執
僕の秋はきょう
街のはずれを飛んでいたら
道端に一輪のコスモスを見つけた
白くてちっちゃくて
必死に花を太陽に向けていた
僕の秋はゆっくりと舞い降りた
後ろから僕の秋のマフラーをそっとかけてあげた
( 「 また、来るねっ・・・。 」 )
僕の秋は家のある青い空へ戻っていった
僕の秋はきょう
街のはずれを飛んでいたら
道端に一輪のコスモスを見つけた
白くてちっちゃくて
必死に花を太陽に向けていた
僕の秋はゆっくりと舞い降りた
後ろから僕の秋のマフラーをそっとかけてあげた
( 「 また、来るねっ・・・。 」 )
僕の秋は家のある青い空へ戻っていった
未来に捧ぐ その8 [未来に捧ぐ]
スナックの固執
ある晩ひとりカウンターで呑んでいたら
隣の人がいきなり
たった一枚の写真で何がわかるっていうんだい と切り込んできた
ひとりぽつねんといたかったので
わかるものはわかるし わからないものはわからない と答えた
それじゃ答えになってない とまた云ってきた
わかるものはわかるし わからないものはわからない
わかるものはわからないものではないし
わからないものはわかるものではない
わからないものがわかるということは わかることだから
わかるもわからないも つまりどっちもわかることだ と云い返した
すると隣の人は
ああ今晩は酔いが回ったようだ と云ってそっぽを向いてしまった
携帯の待ち受けを開き焼酎をいっきにひと口呑んだら
なんだかこっちも酔いが回ってきてしまった
ある晩ひとりカウンターで呑んでいたら
隣の人がいきなり
たった一枚の写真で何がわかるっていうんだい と切り込んできた
ひとりぽつねんといたかったので
わかるものはわかるし わからないものはわからない と答えた
それじゃ答えになってない とまた云ってきた
わかるものはわかるし わからないものはわからない
わかるものはわからないものではないし
わからないものはわかるものではない
わからないものがわかるということは わかることだから
わかるもわからないも つまりどっちもわかることだ と云い返した
すると隣の人は
ああ今晩は酔いが回ったようだ と云ってそっぽを向いてしまった
携帯の待ち受けを開き焼酎をいっきにひと口呑んだら
なんだかこっちも酔いが回ってきてしまった
未来に捧ぐ その7 [未来に捧ぐ]
夜の固執
月夜の晩
薔薇の花園の扉は開く
脚なき吾 その中数知れず巡る
いつか見たミニスカートの女を捜す
切れ長の眼
微笑を含む唇
胸元まで伸びた黒髪
過去の棘を赤く落としながら
悲しく歩いている
掌にのせれば涙に変わり
吾もまたなぜに悲しくなる
すべてを集めその魔性に溺れる
月夜の晩
薔薇の花園の扉は開く
脚なき吾 その中数知れず巡る
いつか見たミニスカートの女を捜す
切れ長の眼
微笑を含む唇
胸元まで伸びた黒髪
過去の棘を赤く落としながら
悲しく歩いている
掌にのせれば涙に変わり
吾もまたなぜに悲しくなる
すべてを集めその魔性に溺れる
未来に捧ぐ その6 [未来に捧ぐ]
夜の月の固執
あの冬の初めの月
冷たい夜空に浮かぶ淋しい顔
早く雲に覆われたい
川面で白く揺れている
大きな瞳が愁いに沈んでいる
僕は君の写真をながめる
皆はこれはいいーーーと絶賛する
写真は完璧だ・・・・・
君は写真の国で淋しく遠くを見つめている
君は写真の国で誰かを待っている
いつどこでかもわからず・・・誰かをずうっと
皆は君のそんな姿に関心はない
僕は君に失礼なことをしてしまったか
僕は君を捜しに迷わず真っすぐに写真の国へ行ってしまった
僕は写真の国で写真の国の君の刹那を捕まえてしまった
風も止めば月もはっきり見える
美しい光りが月に眩い
君は写真の国で月になる・・・・・皓皓と
君の瞳は写真の国で宝玉になる・・・・・煌煌と
僕と君だけが写真の国へのパスポートを持っている
皓皓(こうこう) : 月の光りなどの明るいさま
煌煌(こうこう) : きらきらひかるさま
あの冬の初めの月
冷たい夜空に浮かぶ淋しい顔
早く雲に覆われたい
川面で白く揺れている
大きな瞳が愁いに沈んでいる
僕は君の写真をながめる
皆はこれはいいーーーと絶賛する
写真は完璧だ・・・・・
君は写真の国で淋しく遠くを見つめている
君は写真の国で誰かを待っている
いつどこでかもわからず・・・誰かをずうっと
皆は君のそんな姿に関心はない
僕は君に失礼なことをしてしまったか
僕は君を捜しに迷わず真っすぐに写真の国へ行ってしまった
僕は写真の国で写真の国の君の刹那を捕まえてしまった
風も止めば月もはっきり見える
美しい光りが月に眩い
君は写真の国で月になる・・・・・皓皓と
君の瞳は写真の国で宝玉になる・・・・・煌煌と
僕と君だけが写真の国へのパスポートを持っている
皓皓(こうこう) : 月の光りなどの明るいさま
煌煌(こうこう) : きらきらひかるさま
未来に捧ぐ その5 [未来に捧ぐ]
夕暮れの霧の中の固執
僕は君の写真を撮る
僕は君に惹かれるのはなぜだろう と考えた
それはどうでもいいことだ 実際そうなのだから とも考えた
考えれば考えるほど ひとつの結論を得た
それは君の美が日々変化しているということだ
僕は白い部屋に迷い込んだような気がした
すべて真っ白でどこに何があるかよくわからない
ただひとつ感じるものがある
いつも部屋の中心にあって ぐるぐる回って光りを放っている
でもそれは眼には見えない
感覚でしかわからないものだ
きっと君は白い部屋で その光りが魅力で そのぐるぐる回っているものが日々の変化
ではないのかと
君がくれたもの・・・「創造」
僕はそれを携えて 君の写真を撮る
僕は君の写真を撮る
僕は君に惹かれるのはなぜだろう と考えた
それはどうでもいいことだ 実際そうなのだから とも考えた
考えれば考えるほど ひとつの結論を得た
それは君の美が日々変化しているということだ
僕は白い部屋に迷い込んだような気がした
すべて真っ白でどこに何があるかよくわからない
ただひとつ感じるものがある
いつも部屋の中心にあって ぐるぐる回って光りを放っている
でもそれは眼には見えない
感覚でしかわからないものだ
きっと君は白い部屋で その光りが魅力で そのぐるぐる回っているものが日々の変化
ではないのかと
君がくれたもの・・・「創造」
僕はそれを携えて 君の写真を撮る