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未来に捧ぐ その13 [未来に捧ぐ]

DSC_9225_edited-1.jpg    初音ミクの固執



               悲しみに向こう側があるのなら
               僕は矢のように走ってゆきたい
               泪が地面に落ちる前に
               それを超えればきっと笑いの園があると思うから
               もう二次元でしか会えないあなたへ
               でも その代わりいつでも会える・・・悲しさ
               今日 花曇りの日
               庭の桜は咲いてます
               太陽を探りながら 上を向いて
               桜の花を見てて
               あなたもそうかな・・・とひとり想う
               
               
               
       
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未来に捧ぐ その12 [未来に捧ぐ]

DSC_7400_edited-1.jpg      どらえもんの固執



最愛なるぴょんちゃんへ
僕はぴょん星人になってしまったの?
君はどっからやって来たの?
いきなり僕の前にぴょんと現れたね
そして君に僕は感染した
ぴょんぴょんぴょんぴょん・・・何でもぴょん
歩くときもぴょんぴょん歩く
食べるときもぴょんぴょん食べる
寝るときだってぴょんぴょん寝るんだ
ほんとに不思議なぴょん生活だ
君がくれたぴょん
君がくれた素敵なぴょん
素敵な君がくれた素敵なぴょん
大切にしまっておくよ 僕の宝箱に
悲しくなったら取り出して 思い出すよ・・・ね

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未来に捧ぐ その11 [未来に捧ぐ]

DSC_9077.jpg      ピザの固執



         突然みぞれが降って来た
         そしたら 
         ほらほら ポロネーゼがやって来た
         ついでに バジル&モッツァレラもやって来た
         君の顔より大きなまん丸ピザがやって来た
         君の目玉はピザより大きくなっちゃった
         今にも落ちそう さあ たいへん
         うわぁ~ きれぃ~ おいしそぅ~
         君は少女のようにはしゃいだね
         半分っこしよぉっ・・・
         そう言って ピザより大きな口を開けたっけ
         僕もおもわず 
         いただきマ・ン・モ・ス・・・ 
         って 大きな声で言っちゃった
         となりの子供たちが大笑い
         それっ いただきマ・ウ・ス だよ・・・
         ふたりもいっしょに大笑い
         僕のこころは もう 春の色
         
         
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寸秒夢 八十四 [寸秒夢]

    皆さん、新年明けましておめでとうございます。
    昨年は私如き愚ブログにつきあって頂きましてありがとうございました。
    今年も宜しく御願い致します。



image-龍.jpg
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未来に捧ぐ その10 [未来に捧ぐ]

DSC_0020-18_edited-3.jpg      ピンクのコスモスの固執




       今日はしずかな雨です
       今日のあなたはピンク色にしたのですか
       着心地はどうですか
       こころが少しくすぐったいですか
       子供の頃を思い出しますか
       いつもと違うことをすると雨が降るといいます

       今日はしずかな雨です
       今日のあなたのしっとりとした落ち着いた感じは
       一輪のピンクのコスモスのようです
       少し首をかしげ口元で夢みてください
       ピンクのコスモスは ほら一枚のモナリザになりました
       絵の具が落ちないように大きな傘をさしましょう
       
       
      
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未来に捧ぐ その9 [未来に捧ぐ]

DSC_2388.jpg       白いコスモスの固執





       僕の秋はきょう
       街のはずれを飛んでいたら
       道端に一輪のコスモスを見つけた
       白くてちっちゃくて
       必死に花を太陽に向けていた
       僕の秋はゆっくりと舞い降りた
       後ろから僕の秋のマフラーをそっとかけてあげた
       ( 「 また、来るねっ・・・。 」 )
       僕の秋は家のある青い空へ戻っていった
       
       
       
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未来に捧ぐ その8 [未来に捧ぐ]

DSC_7872_edited-1.jpg        スナックの固執





        ある晩ひとりカウンターで呑んでいたら
        隣の人がいきなり
        たった一枚の写真で何がわかるっていうんだい と切り込んできた
        ひとりぽつねんといたかったので
        わかるものはわかるし わからないものはわからない と答えた
        それじゃ答えになってない とまた云ってきた
        わかるものはわかるし わからないものはわからない
        わかるものはわからないものではないし
        わからないものはわかるものではない
        わからないものがわかるということは わかることだから
        わかるもわからないも つまりどっちもわかることだ と云い返した
        すると隣の人は
        ああ今晩は酔いが回ったようだ と云ってそっぽを向いてしまった
        携帯の待ち受けを開き焼酎をいっきにひと口呑んだら
        なんだかこっちも酔いが回ってきてしまった
        
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未来に捧ぐ その7 [未来に捧ぐ]

DSC_8427.jpg        夜の固執





        月夜の晩
        薔薇の花園の扉は開く
        脚なき吾 その中数知れず巡る
        いつか見たミニスカートの女を捜す
        切れ長の眼
        微笑を含む唇
        胸元まで伸びた黒髪
        過去の棘を赤く落としながら
        悲しく歩いている
        掌にのせれば涙に変わり
        吾もまたなぜに悲しくなる
        すべてを集めその魔性に溺れる
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未来に捧ぐ その6 [未来に捧ぐ]

DSC_8442.jpg         夜の月の固執





      あの冬の初めの月
      冷たい夜空に浮かぶ淋しい顔
      早く雲に覆われたい
      川面で白く揺れている
      大きな瞳が愁いに沈んでいる

      僕は君の写真をながめる
      皆はこれはいいーーーと絶賛する
      写真は完璧だ・・・・・
      君は写真の国で淋しく遠くを見つめている
      君は写真の国で誰かを待っている
      いつどこでかもわからず・・・誰かをずうっと
      皆は君のそんな姿に関心はない
      僕は君に失礼なことをしてしまったか
      僕は君を捜しに迷わず真っすぐに写真の国へ行ってしまった
      僕は写真の国で写真の国の君の刹那を捕まえてしまった

      風も止めば月もはっきり見える
      美しい光りが月に眩い
      君は写真の国で月になる・・・・・皓皓と
      君の瞳は写真の国で宝玉になる・・・・・煌煌と
      僕と君だけが写真の国へのパスポートを持っている




                         皓皓(こうこう) : 月の光りなどの明るいさま
                         煌煌(こうこう) : きらきらひかるさま      
      

     
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未来に捧ぐ その5 [未来に捧ぐ]

DSC_8158.jpg         夕暮れの霧の中の固執


                 



       僕は君の写真を撮る

       僕は君に惹かれるのはなぜだろう と考えた
       それはどうでもいいことだ 実際そうなのだから とも考えた
       考えれば考えるほど ひとつの結論を得た
       それは君の美が日々変化しているということだ
       
       僕は白い部屋に迷い込んだような気がした
       すべて真っ白でどこに何があるかよくわからない
       ただひとつ感じるものがある
       いつも部屋の中心にあって ぐるぐる回って光りを放っている
       でもそれは眼には見えない
       感覚でしかわからないものだ
       きっと君は白い部屋で その光りが魅力で そのぐるぐる回っているものが日々の変化
        ではないのかと
       君がくれたもの・・・「創造」
       僕はそれを携えて 君の写真を撮る
       
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